2021.08.15
漆蔵資料館 店長日記

<佐藤養助 稲庭うどんの歴史コーナー>

こんにちわ。漆蔵資料館です。

漆蔵資料館の2階に<佐藤養助 稲庭うどんの歴史コーナー>があります。
佐藤養助の稲庭うどんは、明治20年に宮内省御買い上げになっております。
そして、明治23年には天皇陛下のお召あがり物としての「宮内省供御(くご)御用干温飩」というこの上もない栄誉を授かりました。そのきっかけは、佐賀県出身の政治家で当時元老院議長・佐野常民(さのつねたみ、後に日本赤十字社を創設)と佐藤養助の交流でした。養助に依頼によって常民は、明治18年に公爵である岩倉具定(いわくらともさだ、岩倉具視の次男)に稲庭うどん献上の紹介状を書かれ、宮内省御買い上げが実現したのでした。

佐藤養助と佐野常民を結びつけたものは何だったのでしょうか。
本日は、そのことを調べるために小学生たちが来館され、勉強しました。
歴史によって結ばれた縁により、佐藤養助の稲庭うどんは大きな飛躍となり、宮内省からの注文が年々増加しました。

佐野常民の年表、書簡などを展示しておりますので、ぜひご来館ください。