ご挨拶Message

平素より格別のお引き立て、ご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

弊社は万延元年(1860年)の創業以来、稲庭うどんの手づくりの製法を一子相伝により頑なに守り続け、今年で160年という節目を迎えることになりました。

家内工業から地場産業へ、そして企業へと発展していく中で「進化と継承」を理念に新たな歴史を刻んで参りました。

そして今、時代が大きく変化しようとしております。

今後、5年先、10年先を想定した場合には、この地域に根付いてきた地場産業の担い手の減少が予想されることから、一昨年には新工場を稼働させました。

「練る、綯う、延ばす」の職人技は一子相伝の技を守り続けながら、乾麺に仕上げるうえで重要な乾燥の工程や運搬作業などは新しいシステムを導入し、時代に即した効率化を進めております。

更に「地元観光」をキーワードに交流人口を拡大させ、稲庭の郷をはじめとするこの地域の活性化を図っていきたいと考えております。

私共は創業以来160年間守り続けてきた一子相伝の技を次世代に継承しながら時進化を続けていくことにより、安全・安心を含めた一層の品質向上に努めて参る所存でございます。

今後も稲庭うどんの真髄「一子相伝の技と心」を守り続け、新たな歴史をつくって参りますので、変わらぬご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。


有限会社佐藤養助商店 代表取締役佐藤正明