今日は二十四節気の「穀雨」です。
二十四節気の中ではあまり聞くことのない言葉ではありますが、ひとつ前の二十四節気である「清明」では晴れて穏やかだったのに対し、「穀雨」の時期からは少しずつ雨量が増えてきます。
また、穀物を育てる春の雨を意味しますが、春の雨は農作業にとって恵みの雨であり、ちょうど種まきや田植えなどを始めるのに適した時期なので農作業の目安とされてきました。
そして穀雨の七十二候では、二十四節気よりも細かく5日おきに分かれています↓
◎葭始生(あいはじめてしょうず) 葦が芽生える時期(4月20日頃)
◎霜止出苗(しもやみてなえいずる) 霜が終わり稲の苗が生長する(4月25日頃)
◎牡丹華(ぼたんはなさく) ボタンの花が咲く時期(4月30日頃)
内容を見ると芽生え、生長、牡丹が咲く時期へと季節の移り変わりがよくわかりますね。
自然の恵みに感謝して過ごしていきたいと思います。