当館は、銀行の頭取を30年間務める小泉五兵衛家の内蔵を基に、7代佐藤養助が入口部分や外壁などの改修を施し、平成13年(2001年)から<漆蔵資料館>として一般公開しています。現在は、8代目佐藤養助に受け継がれています。
当館の内蔵(国登録有形文化財)の完成は大正10年です。
明治から大正にかけて24年(原材料の吟味に8年、材料の刻みに8年、工事期間に8年)を費やしています。さらに、杉の木とケヤキの乾燥乾燥期間を考慮しますと、材料の切り出しから完成までの期間は50年以上になります。
最大の見どころは2階の梁(はり)です。樹齢約300年の長さ7.2m、重さ約1,200kgのケヤキで、どこにも節(ふし)がない最高級の材木です。
月曜日は休館。火曜日は館長が不在です。
館長が総建坪250坪の当館を案内して解説しておりますので、見学予定日時を事前にお電話いただきますと、スムーズに見学できます。