晴れて穏やかな増田町です。
当館で、佐藤養助家の歴史を学ぶことができます。
今から約160年前に稲庭干うどんを創業した2代佐藤養助(明治28年没、享年81)は、博覧会で8回受賞しております。
その受賞を示す自筆ラベルの一部を当館2階に展示しました。
受賞の印は、左側が＜明治十年 (第一回) 内國勸業博覧會 褒状＞、中央が＜明治十年 内國勸業博覧會 褒状＞と＜明治十七年 (岩手県勧業博覧会) 二等賞＞、右側が＜菊印 褒状 明治二十三年 (第三回)内國勸業博覧會＞です。
そして、その下には2代養助自作の漢詩2行があります。
草承澤而擢秀＝草(くさ)、澤(さわ)を承(う)けて秀(ほ)を擢(ぬき)んで、
華順風而飛馨＝華(はな)、風(かぜ)に順(したが)いて馨(かおり)を飛ばす。
（草は雨の恵みを受けて葉を伸ばし、花は風の吹くのに従って香を飛ばす。）
当館はお食事を一時休止しておりますが、見学と売店は通常通り行っております。
皆様のご来館をお待ちしております。
