ジオパークとは大地・地球をあらわす“geo”と公園の“park”を組み合わせた言葉で、地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園を意味します。
ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークにより世界各国で推進されている活動で、日本にも日本ジーパークネットワークがあります。
ジオパークは地球科学的に見て重要な特徴を複数有するだけでなく、その他の自然遺産や文化遺産を有する地域が、それらの様々な遺産を有機的に結びつけて保全や教育、ツーリズムに利用しながら地域の持続的な経済発展を目指す仕組み全体を指すもので、世界遺産とは異なるものです。
今回は日本ジオパーク委員会の審査を受けてパスすることでここ湯沢が「日本ジオパーク」として認められました。
ゆざわのジオパーク構造では鉱山、水、地熱の三つをテーマとしていてそのどれもが湯沢の生活と密接に関わってきました。
湯沢市の産業が発展する基礎となった院内銀山などの鉱山跡地や
稲作、地酒、稲庭うどんなどの生産には欠かせない清らかな水、
地熱を感じられる川原毛地獄や安峡大噴湯とこれを再生可能なクリーンエネルギーの活用など16のエリア(見どころは計153カ所)をジオサイトとして設定しています。
湯沢市ジオパーク推進協議会ではこれらのジオサイトなどをホームページにて紹介しています。
http://www.yuzawageopark.com/
穏やかで過ごしやすい天候になってまいりましたので、大地の恵みを感じながらの散策のルートにこのジオサイトめぐりなどもいいかもしれません。