今日から3日間の日程で国指定重要無形民俗文化財「角館祭りのやま行事(角館のお祭り)」がはじまりました。
お祭り前から角館町内5箇所に設置される大置山や18丁内の山車の準備がはじまるとお祭りムードが盛り上がってきます。
↑こちらが今年の人形のテーマです。
今日7日は角館總鎮守神明社の宵祭りで午後4時からおうした人形などを飾った山車(曳山)が神明社へ参拝に向かい、
明日8日は角館總鎮守神明社の本祭り、勝楽山成就院薬師堂の宵祭りで
朝10時から佐竹北家に御見せにあがる上覧、その後薬師堂参拝、
午後6時以降10時まで「観光やまぶっつけ」があり、
こちらの地図の赤い★印のポイントでやまぶっつけを見ることができます。
最終日の9日は勝楽山成就院薬師堂の本祭りと8日に薬師堂を参拝できなかった山車(曳山)はこの日に薬師堂に向かい、
参拝が終わった曳山は各丁内を曳きまわします。
角館のお祭りは街中の大置山を観賞してまわったり
18ある曳を探して曳山の人形を観賞するもよし、
曳山に載っているお囃子の奏でる音色を聴いたり
優雅な手踊りを見たりといろいろと楽しめます。
そして何と言っても曳山同士が路地で鉢合わせした際の通行権をめぐっての交渉、そして決裂した際の曳山ぶっつけがはじまります。
最終日は観光やまぶっつけと違い、お互いに引けない意地の張り合いとなりますので熱気にあふれており、お祭りは未明まで続きます。
角館のおまつりは9月7日~9日と日程が決まっていて、それが平日にあたると角館町立の小中学校は休校日になるほどで、
地元の子供たちは小さいときからこのお祭りを経験して育ちます。
そしてこうして小さいときから角館のおまつりがインプットされた若者が中心になって曳山を巡行していることもあって熱気、活気が強いように感じます。
上の地図にも書き込みましたが、当角館店は佐竹北家上覧の際に通る東勝楽丁の武家屋敷通り内にあります。
角館丁内散策の際の休憩スポットに是非ご利用ください。