漆蔵資料館内蔵
文部科学省の諮問機関である文化審議会が10月18日に開かれ、『内蔵』で知られる横手市増田地区を国の重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう文部科学大臣に答申しました。
今後行われる官報告示を経て正式に選定されると全国で105番目、秋田県では仙北市角館に次ぐ2番目の選定となります。
今度の27日(日)には増田の23ヵ所の蔵が特別公開される『蔵の日』になっております。
横手市増田町の町並みは江戸時代から流通の拠点として発展し、通りに面して店舗と住まいを兼ねた重厚な主屋が立ち並ぶほか、整備された水路も残されています。
この地区に残る内蔵は黒いしっくいの重厚な扉や漆塗りの豪華な内装が特徴で地方独特の特色があり、近代にかけて繁栄した町の歴史的な趣きの価値が高いと評価されました。
この『蔵の日』には通常公開されていない蔵が見られる他、所有者やボランティアガイドが建造物の説明を行う他、所蔵品の一般公開・展示も予定されています。
増田の蔵についてはまた後日紹介したいと思います。
一般社団法人増田町観光協会のこちらのサイトにも案内があります。
http://park20.wakwak.com/~kanko-masuda/event/2013-kuranohi.htm
また、『蔵の日』を前に地元秋田の新聞に「蔵の日」がはじまったいきさつなどの記事が載っていましたのでここで紹介させていただきます。