記事一覧

角館のお祭り~PART2~

ファイル 245-1.jpg ファイル 245-2.jpg
角館のお祭りの最終日の夜の様子が届きましたのでご紹介します。
昨日も書きましたように、このお祭りでは18台の曳山が街中を移動しています。
最終日はあいにくの雨模様で人形などが濡れない様にビニールを掛けていました。

ファイル 245-3.jpg
角館の街中は曳山がすれ違うのが大変な道幅の通りが多く、こうした路地で山同士が出会ってしまうと通行権をめぐって話し合いが始まります。
相手の曳山と話し合うことを「交渉」といいますが、参拝等を終え進行の目的がなくなりますと進行の優先権がなくなるので交渉しても決裂してしまいます。
実力で通ることになるため「やまぶっつけ」になります。

ファイル 245-4.jpg
交渉係が通行権をめぐって交渉している間、曳き手はいつぶっつけ本番が始まっても良いよう、曳山の後ろで準備をしていました。
ぶっつけの際にはお囃子も踊りを披露する娘達も乗せたまま山の前方を持ち上げ、傾いた状態でお互いに組み合わさります。
写真は山を傾げるための棒を差し込んで固定しているところです。
ぶっつけが始まると、曳き手もお囃子もにわかに活気づき、お祭りの興奮が最高潮に達します。

ファイル 245-5.jpg
お祭りの本部前には掲示板があり、今どの曳山がどこにいるか、どこでぶっつけが始まりそうか、わかるようになっています。

次回はぶっつけ本番の時の様子をお見せします。