毎年9月7日から9日の3日間、国の重要無形民族文化財である『角館の祭りのやま行事』がはじまります。
角館のお祭りは「角館鎮守神明社」と「成就院薬師堂」のお祭りが一緒になったもので地域の繁栄や商売繁盛、無病息災などを祈願するものだそうで、
350年ほど前から行われているそうです。
角館のお祭りに無くてはならない山*1の準備が着々とすすんでおり、角館店からもその写真が送られてきました。
角館のお祭りの「山」には5つの大置山と丁内ごとに街中を引きまわす18の曳山があります。
角館駅前広場の蔵脇にある大置山
人形師 広目屋 作 「ひらがな盛衰記」です。
こちらは安藤醸造前の大置山で、同じく人形師 広目屋 作
題して「本朝廿四孝 十種香・狐火」 です。
日が暮れるとライトアップされます。
どちらも2日、3日前に完成し、神事も行われました。
写真を撮影した時は天気が悪く、人形に保護の為のビニールがかけられていましたが、
この様な置山が出現すると一気にお祭りムードになります。
余談ですが、5つある置山のうち、安藤醸造さんのものだけは安藤醸造さんの自費製作によるものです。
伝統的なお祭りを継承したいという心意気を感じます。
*1:山車のことをこう呼びます