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初出荷

7日に物流センターが仕事始めをし、これで全ての部署で業務が開始されました。

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昨日乾燥して出来上がったうどんは裁断されて選別に回ります。
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うどんの太さや品質をチェックし、一つ一つ丁寧に仕分けをしていきます。

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出来上がったうどんは物流センターで箱に詰めて出荷となります

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昨日は稲庭うどんの初出荷となりました。

うどん造り2日目の作業工程

稲庭うどん造り2日目は前日小巻の状態で熟成された生地を『綯う』作業です。
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両手でよりながら2本の棒にあやがけしていきます。
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棒のほぼ末端まで綯った生地は今度は2本の棒をまとめて職人の左側に見える木箱に吊るす様にかけ、しばらく熟成させます。
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次の作業が『つぶし』になります。
専用の作業台に生地をのせ、ローラーで平たくつぶします。
この段階で数回の熟成が繰り返されており、すでに弾力性があります。
この『つぶし』の作業は稲庭うどん造り独特のもので、そうめんなどと異なる工程です。
つぶしが終わったらまた木箱に戻し、またしばらく熟成させます。
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いよいよ『延ばし』です。
うどんをけたにかけ、手でさすりながら120cmくらいの長さにのばしていきます。
無理に引っ張ると麺が細くなりすぎたり、切れたりしてしまいますのでうどんの状態を見ながら延ばしていきます。
ちょうど職人の膝の高さくらいまででしょうか。

稲庭うどん造り体験工房ではここまでの作業が体験できます。
是非挑戦してみてください。

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しばらく置くとまたさらに延ばせる強さになりますので最後にはけたの下部まで延ばし、一昼夜乾燥にはいります。

3日目には乾燥⇒裁断⇒選別作業となります。

うどん作り工程~続き~

昨日午前中までの工程で練る作業を紹介しましたが、
時間をおいて熟成させた後、午後からは寝かした生地を縄状にして巻く作業があります。
今日はその午後の作業を紹介します。
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練りと熟成を繰り返した生地を台の上でのし、約3cm幅に切ります。
その裁断された生地を転がしながら角をとり伸ばしていき、渦巻き状に巻きながらたらいに入れていく。
左上の写真では奥の台でのしの作業、手前の台で角をとりながら伸ばしています。
また、右の写真はのした生地を切っている作業です。

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熟練した職人の、生地を転がしながら伸ばしてたらいに収めるまでの一連の作業は途切れることなく手際よく行われていて、
通常モードのシャッター速度で撮った写真はどれもその速さに追いつけないほどです。

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たらいの中で小巻きにされた生地です。
ここで更に熟成をさせていきます。
尚、稲庭うどん造り体験工房ではこの小巻の状態から伸ばすまでの一連の作業を体験することができます。
その工程はまた明日紹介いたします。

工場も始動しました

製造部門も今日から今年のうどん作りが始まりました。

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専用の粉に塩水を加え、団子状にまとめていく作業から始まりますが、
この配合はその日の気温、湿度などの環境に影響されるため職人の長年の勘により行われます。

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仕事はじめにあたり、班に分かれてミーティングも行いました。

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普段、うどんの生地作りは男性が担当している仕事ですが
研修を兼ねベテランの職人の指導の下今日は女性にも練る作業をしてもらいました。

1日目の工程はうどん生地の『練る』-『熟成させる』の工程を繰り返し、
しばらく時間をおき午後から『小巻』作業に入っていきます。
明日2日目からは綯う作業も開始されます。
小巻以降の作業の様子はまた続編にて紹介したいと思います。

↓うどんの製造工程はこちらからもご覧いただけます↓
http://www.sato-yoske.co.jp/process-top.htm

本社事務所 仕事始め

本日1月5日より、本社の事務・営業部門も2010年の業務を開始いたしました。
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毎日行われる朝礼ですが、150周年という節目の年の年頭にあたり社員には以下の事をお願いしました。

  • スタッフの一人一人がばらばらな事をするのではなく、皆が気持ちを一つにして同じ方向を向いて進んでいくこと
  • ただ漠然と一日を過ごす事なくきちんと計画を立てて行動し、
  • 仕事の終わりには今日はどうだったか一日を振り返る。ひとり一人が自分の役割を自覚して仕事に励んでほしい。


    各部門からも新年の抱負をききましたので、ここに紹介します。
    【総務部】
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    150周年はあくまでもターニングポイントとして今まで以上に伝統に恥じない仕事を頑張りたいと思います。

    【営業部】
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    営業部一致団結し、顧客の要望にスピーディに対応できるよう努力します。

    【出荷担当】
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    より正確によりスピーディにお客様に安心・安全をお届けできる様、「日進月歩」して参ります。
     
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    部門の垣根も越えてスタッフ一同当社の稲庭うどんをお召し上がりになるお客様に満足していただける商品・サービスの提供を心がけて参りますので今後ともよろしくお願いいたします。

総本店営業はじめました

総本店の営業が今日から始まりました。

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今日はうどんの食べ始め、家族で年明けうどんです。

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総本店の床の間もお正月らしく華やかに飾られました。
展示している器はすべて湯沢の伝統工芸品「川連塗り」を使っています。

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ご来店のお客様には甘酒を振舞っていますよ。飲んでたんせ。

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当店ご利用のお客様には稲庭うどん差し上げています。

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すてきな塗り箸もプレゼント!!

一年の始まりは「年明けうどん」で!ご来店お待ちしています。

総本店営業のご案内

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総本店は1月4日(月)から営業いたします。
※工場見学はパネルでの説明となります。

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総本店では4日~7日までの4日間、ご来店のお客様全員に甘酒振舞いと稲庭うどんのふしっこをサービスします
お食事一会計または売店ご利用1,000円以上で稲庭うどんを差し上げます。またお食事ご利用のお客様先着100組にすてきな塗り箸をプレゼント。

-年明けうどん-
皆さんは「年明けうどん」をご存知ですか?
一年の始まりにうどんを食べて新年を祝う行事で、昨年さぬきうどん振興会で提唱し、今年は製麺業界や全国のうどん店、スーパー、コンビニなどでも取り上げ、徐々に広まりつつあります。
もともとうどんには長く伸ばすところから長寿につながり、純白の麺は清楚でけがれがなく縁起のよい食べものとされてきました。
地方によっては祝い事にうどんを打つところも多く、ここ湯沢でも結婚式などのお料理には稲庭うどんを出します。
うどんに海老や梅などの赤いものをのせると紅白でさらに縁起がいいですね。
うどん好きの方は一年の始まりに縁起をかついでぜひ「年明けうどん」を食べてみてはいかがですか。

ふるさと村お正月イベント

今日は元旦から営業している横手店から秋田ふるさと村のお正月イベント情報です

横手店は秋田ふるさと村ふるさと料理館の中にございます。
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今日はお正月イベントとして秋田の2大ご当地麺「稲庭うどん&横手やきそば~おいしい作り方指南~」が開かれました。
会場にはたくさんのお客様がお集まり下さいました。

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調理したのは東北ではお馴染みの納豆汁をアレンジした「稲庭納豆味噌つけ麺」です
普段どうもうまく作れないというお客様からおいしく作るコツを尋ねられなどお客様も興味津々のようでした。
最後には稲庭うどんと横手焼きそばの試食を皆さんに振舞い大盛況でした。

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横手店では期間中、店頭にて稲庭うどんの手ない実演とふしっこ、折れっこの無料つかみ取りを行っていますのでどうぞ遊びにいらして下さい。

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獅子舞がお客様のもとへ
秋田ふるさと村では3日までたのしいイベント盛りだくさんでお待ちしております。
明日はみちのくフロレス公演などが予定されています。

なお、秋田西武内秋田店と博多大丸内福岡天神店も今日から営業しております。こちらもどうぞご利用くださいませ。

新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。今年もこちらのいなにわブログでは当社情報や稲庭、秋田の身近な話題をお届けして参りたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
新年を飾る第1回目は本年の抱負について述べたいと思います。

当社の創業は万延元年(1860年)おかげ様で今年150周年を迎えます。
「進化と継承」これは私が社長就任のときから掲げている言葉で新たな時代の礎となるこの年、私は「社員・商品・店舗」を軸に進化と継承を遂げていきたいと思っております。
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私の思う会社の原点は人づくりです。
私達が稲庭うどんを作り続けていられるのはお客様がいてこその事、しかしそれを忘れては単なるもの作りとなってしまいます。
私達の使命は、物を作るのではなく「お客様に感動していただけるうどん」を作ることです。
その為にはうどん作りの真髄を理解しなければなりません。ゆえに「人づくり」こそが大切であると私は考えます。

部門にとらわれず、総合的に対応できる人づくりを~
職人とはただうどんを作るのではなくお客様にうまいと感動してもらうまでが「使命」と「責任」であり、自らうどんを茹で、盛り付け、そしてお客様に提供してこそ真の職人と言えるでしょう。職人以外の社員も同じで稲庭うどんの仕事に携わっていてうどんを知らないのでは話になりません。まずはうどん作りをして職人のうどん作りに対する思いを知ることが大切です。
社長と社員が共に成長し、協力し合い、ともに歩む姿があればどんな困難も克服できると信じています。

社員の皆さんからも今年の抱負をいただきました。

お客様に感動していただける本当の職人の育成を。
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本社工場長 高橋 忠
うどん作り実演などお客様と接する場をもっと設け、自分達が作っているうどんがどんなうどんなのかを知り、お客様に感動していただけることができる本当の職人を育てていきたいと思います。

200年目につなげる新たなスタートライン。
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総料理長 茂木 博
飲食部門は稲庭うどんを表舞台に出す最後のステージですので一杯のうどんの大切さを一人ひとりに伝える一年にしていきたいと思います。新たなスタートラインに立っている自覚を持ち、今まで以上に心を込めたうどんと料理を提供していきます。

基本を大切にした接客を忘れずに。
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飲食部門 小松 和利
県外はもちろん、海外のお客様もご来店されるので、秋田のイメージアップにつながるような接客を行っていきたいと思います。150周年という節目を機会に、改めて基本を見つめ直していきたいと思います。

さらなる歴史へと続くよう日々頑張っていきます。
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出荷担当 小川 知佳子
歴史ある会社で働いていることを誇りに思い、これからも会社の一員として笑顔を絶やさず、お客様のもとに確実に商品をお届けできるよう頑張っていきます。

元旦の魁新報に佐藤養助商店だよりが掲載されております。
ぜひ御一読いただき、当社のそして私の稲庭うどんに対する思いを感じていただければ幸いです。

2009年を振り返って

一年間いなにわブログをご覧いただきましてありがとうございました。

このブログを通じてさまざまな情報をお届けしてまいりましたが
私なりにこの一年を振り返り、主な出来事を選んでみました。

-私の選ぶ2009年5大ニュース-

ジャイアンツ、WBC日本代表の原監督ご来社(12月)
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原監督の背番号にちなみ88箱の稲庭うどんを贈呈いたしました。

韓国KBSドラマ「IRIS」の収録で韓流スターのイ・ビョンホンさん、が当社漆蔵資料館にご来店(3月)
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ドラマ収録最終日にはドラマヒットを祈願して日本式に三本締めで締めさせていただきました。

稲庭うどん香港へ(10月)
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現地飲食チェーンを展開しているウェルマート社と業務提携し、当社の稲庭うどんが麺の本場中国香港へ上陸しました。

拝啓、石井浩郎です(8月)
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稲川ふるさと祭り実行委員長を務め、元プロ野球選手の石井浩郎さんを招いて野球教室を開催しました。

青年会議所卒業
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10年共にやってきた仲間の藤田健志君に理事長を任せ湯沢青年会議所をめでたく卒業しました。

来年も身近な話題、情報をたくさんお届けして更に充実したブログを作っていければと思っております。

それでは皆さん、良いお年をお迎え下さいませ。
来年もよろしくお願い致します。